~同じ3回塗りでも、耐久性は大きく変わります~


屋根や外壁の塗装工事を検討されている方の中には、
「どこも3回塗りって書いてあるから、どの業者に頼んでも同じじゃないの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、実際には**“何をどのように塗るか”**で、塗膜の性能や耐久年数は大きく変わります。
特に重要なのが


塗料の塗布量
塗り重ねの乾燥時間
この2つです。
今日はこの大切なポイントを、専門家の視点から分かりやすくお話いたします。


■塗布量とは何か?
塗布量とは簡単に言うと、**「塗料をどのくらいの厚みで塗ったか」**のことです。
塗料メーカーの製品カタログには、
「1回の塗布量は○○kg/㎡」
「3回塗りで○○μmの膜厚」
といった規定がきちんと明記されています。
この規定量を守らないと、
・塗料本来の性能(防水性・耐候性・密着性)
・耐久年数
が十分に発揮されません。


■同じ3回塗りでも「中身」が全く違う
塗装業界では「3回塗りは当たり前」と言われます。
しかし、この3回塗りも実は
・正しく厚みをつけているか
・乾燥時間を守っているか
・希釈率を適正に守っているか
で結果が全く違います。
残念ながら現実には、工事を早く終わらせるために
「希釈(薄めすぎ)して塗布量をごまかす」
「膜厚をつけずに回数だけこなす」
「乾かないうちに次を塗る」
といった手抜きが行われることもあります。
一見きれいに仕上がっていても、
塗膜が薄いと紫外線に耐えられず、
わずか数年で色あせや剥がれが発生します。


■塗り重ね乾燥時間の重要性
塗料は「乾燥することで硬化し、性能が定着する」ものです。
メーカーが指定している乾燥時間は、
次の工程を始めるための大事な基準です。
たとえば、
・下塗りを塗った後、一定時間乾かさずに中塗りを行う
・気温が低い・湿度が高いのに無理に工程を進める
こういったことが起きると、
塗膜内部に水分や溶剤が残ったまま硬化し、
剥がれ・膨れ・ムラの原因になります。
実際、私たちが診断に伺う現場でも、
「3回塗りしたはずなのに塗膜が異常に薄い」
「密着不良が起きている」
といった例を多く目にします。


■「工期の早さ」だけでは決めないでください
工事をお願いする際に
「10日間で終わります」
「他社より早く仕上げます」
という説明をされることがあります。
もちろん天候や工程管理次第で工期短縮は可能ですが、
乾燥時間を無視したスピード施工は危険です。
乾燥のために1日置くことが、将来の剥がれを防ぐ重要な工程です。
「工程管理表をきちんと提示しているか」
「乾燥時間を守る説明があるか」
は、業者選びの大切なポイントです。


■塗布量・乾燥時間の管理が“長持ちの秘訣”
私たちヌリショウでは、
メーカー規定の塗布量・乾燥時間を厳守し、
施工後には
・使用缶数
・塗布面積
・施工写真
をお客様にお渡ししています。
同じ塗料・同じ3回塗りでも、
正しい方法で施工することが
10年後、15年後の外観・耐久性に直結します。


■最後に
「ちゃんと3回塗りしてくれるか心配…」
「他社と比較したいけど何を基準に見ればいい?」
そう感じる方もいらっしゃると思います。
どんな些細なことでも、疑問があればお気軽にご相談ください。
塗料の特性から塗布量・乾燥時間まで、
お客様が安心できるよう、正直に丁寧にご説明いたします。
お住まいを長く守るために、
塗料の性能をきちんと発揮させる施工をお約束します。